道路舗装の「構造」を理解する
道路は地面の上に一層アスファルトを敷けばできるわけではありません。地盤から数えると複数の層が積み重なる「層状構造」になっており、それぞれの層が異なる役割を担っています。公共工事の舗装設計では、交通量・地盤強度・気候条件をもとに各層の厚さと材料が精密に計算されます。
路盤・路床の支持力を示す指標。値が高いほど荷重に強い地盤であることを意味します。公共工事では上層路盤にCBR80以上、路床にCBR3以上が求められることが多く、基準を下回る場合は地盤改良が必要です。
道路舗装工事の主な工法
道路舗装には複数の工法があり、用途・交通量・周辺環境・コストに応じて使い分けられます。公共工事では発注者(国・県・市町村)の設計仕様書に基づいて工法が指定されるのが一般的です。
- 冬季の凍結・融雪サイクルに耐える耐凍害性の高い混合物配合を選定
- 融雪剤(塩化カルシウム・塩化ナトリウム)によるアスファルト劣化への対策
- 路床の凍上(frost heave)対策として断熱層や排水層の設置
- 急勾配区間でのわだち掘れ・すべり抵抗の確保(すべり抵抗値BPN 40以上)
公共工事における道路舗装の施工工程
公共工事として発注される道路舗装は、入念な事前調査から始まり、仕上げ・検査・書類提出まで厳格な手順に沿って進みます。各工程で監督員(発注者側)との確認・立会いが行われるのが民間工事との大きな違いです。
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01現地調査・測量 着工前既存路面の状態(ひび割れ・沈下・排水状況)を目視・機器調査。水準測量により縦断・横断勾配を確定。交通規制計画も同時に策定します。
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02既設舗装の撤去(切削・取壊し) 解体舗装切削機(ミーリングマシン)で既存舗装を削り取ります。撤去したアスファルトは再生骨材として下層路盤材に再利用することが多く、環境負荷の低減にもつながります。
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03路床整備・地盤改良 基礎工路床の支持力(CBR値)が基準を満たさない場合、石灰やセメントを混合して地盤を改良します。ダンプで搬入した改良材をモーターグレーダーで均一に敷均し、ローラーで締め固めます。
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04下層・上層路盤工 路盤築造砕石(クラッシャーラン・粒度調整砕石)をダンプで投入し、モーターグレーダーで敷均した後、振動ローラーで十分に転圧します。各層ごとに平板載荷試験やRI計器による締固め度確認が行われます。
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05プライムコート・タックコート散布 接着処理路盤上面に乳剤(アスファルト乳剤)をアスファルトディストリビュータで均一散布。路盤の防水と、上層との接着力を高めます。タックコートは各舗装層間の接着に使用します。
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06アスファルト舗装(基層・表層) メイン工プラントで製造した加熱アスファルト混合物をダンプトラックで現場搬入し、アスファルトフィニッシャで敷均します。施工中の混合物温度管理(敷均し温度140℃以上、初転圧140〜110℃)が品質の核心です。ロードローラー・タイヤローラー・振動ローラーで仕上げ転圧を行います。
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07各種検査・出来形確認 品質管理仕上がり後、コア採取による密度・厚さ測定、平坦性(プロファイルメーター)、すべり抵抗値測定などの品質検査を実施。監督員立会いのもと記録書類を作成・提出します。
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08区画線・標識・復旧工 付帯工白線・センターライン・横断歩道などの区画線を塗装。側溝・縁石の復旧、ガードレール設置なども行い、総合的な道路機能を完成させます。
公共工事で求められる品質管理
公共工事の道路舗装には、国土交通省や各都道府県が定める品質管理基準が適用されます。施工会社はこれらの基準に従い、自主的な品質確認(社内検査)と発注者への報告・提出を義務づけられています。
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| 管理項目 | 試験・確認方法 | 規格値の目安 | 確認頻度 |
|---|---|---|---|
| 混合物の温度 | 温度計による現場計測 | 140℃以上(敷均し時) | 毎車両ごと |
| 締固め度 | コア採取・密度試験 | 基準密度の96%以上 | 200㎡に1回程度 |
| 舗装厚 | コアによる層厚測定 | 設計値 ±10%以内 | コア採取ごと |
| 平坦性 | 3mプロフィロメーター | σ≦2.4mm(一般道) | 全延長 |
| 路盤締固め度 | RI計器・平板載荷試験 | 93%以上(修正CBR) | 1,000㎡に1点 |
| タックコート散布量 | 散布量記録・目視確認 | 0.3〜0.6 ℓ/㎡ | 施工箇所全数 |
公共工事では、上記の品質管理結果をすべて書類(品質管理記録・出来形管理図表)として整理し、工事完成時に発注者へ提出する義務があります。記録の不備は工事成績評定に直接影響するため、施工管理担当者には高い書類管理能力が求められます。有限会社OHKIでは、現場管理と書類管理を一体的に行い、適正な工事成績の維持に努めています。
公共工事の受注から完成までの流れ
公共工事は民間工事と異なり、入札・契約・施工・完成検査という法的な手続きが定められています。発注者(国・県・市町村)との連携と、書類管理・工程管理の両面でプロフェッショナルな対応が求められます。
道路舗装工事に必要な資格・許可
道路舗装工事を適法・適切に行うためには、複数の資格・許可が必要です。発注者への信頼を示すためにも、施工会社がこれらをきちんと保有しているか確認することが重要です。
- 建設業許可(舗装工事業):500万円以上の工事を受注するために必須。都道府県知事または国土交通大臣が許可。
- 1級・2級土木施工管理技士:公共工事では配置技術者として現場に必要。1級は監理技術者、2級は主任技術者として従事。
- 経営事項審査(経審):公共工事の入札参加に必要な審査。財務状況・技術者数・完成工事高などが評価される。
- 建設機械施工技士:ローラー・ブルドーザー・モーターグレーダーなど重機オペレーターに求められる資格。
- 産業廃棄物収集運搬業許可:撤去したアスファルト廃材などの運搬・処分に必要。
有限会社OHKIは群馬県知事許可(第16580号)を取得し、地元Aランク企業との取引実績を持つ信頼ある施工業者として、公共工事を数多く手がけてきました。資格を持つ経験豊富なスタッフと、ダンプ・重機を自社保有するワンストップ体制が、公共工事における迅速かつ高品質な施工を可能にしています。
OHKIが群馬の道路を支え続ける理由
群馬県吾妻郡高山村を拠点とする有限会社OHKIは、創業以来、地域のインフラを土台から支えることを使命としてきました。公共工事としての道路舗装・路盤築造から、排水工事・水道工事・外構工事まで、総合建設業として一貫した施工体制を整えています。
山間部特有の急勾配・凍結・軟弱地盤など、群馬の地形と気候を知り尽くした施工ノウハウは、他の地域の業者には容易に再現できない強みです。また自社保有のダンプトラックによる土砂・骨材運送事業、巨石・黒土の販売事業も持つことで、材料調達から施工・運搬まで自社完結できる体制を構築しています。
- 道路舗装工事(アスファルト舗装・路盤築造・切削オーバーレイ)
- 排水工事・側溝設置・U字溝工事
- 水道工事・排水設備工事
- 石積み・擁壁工事(巨石積みを含む)
- 土砂・骨材運送(自社ダンプによる迅速対応)
- 産業廃棄物収集運搬(廃材の適正処理)
群馬県内の道路舗装・土木工事なら有限会社OHKIへ
公共工事の入札・施工から民間の舗装工事まで、吾妻郡・渋川市を中心に群馬県全域に対応します。お気軽にご相談ください。
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